コーヒーは体に悪いと考えられていたのは今は昔、最近はコーヒーは肝機能に良いとか、糖尿病の予防に繋がるという健康効果がわかってきて、コーヒーダイエットなんていうものもありますよね。
私ランもコーヒーが好きで、朝、ランチの後、午後のティータイム、時々は夜スイーツをつまみながらも飲んだりしていますが、コーヒーを飲むとお菓子の食べ過ぎにつながるかも!という研究結果が発表されました。
ガガガーン!!
いったいどういうことなんでしょう?
コーヒーのカフェインが味覚を鈍らせる
実はコーヒー自体というよりも、コーヒーに含まれているカフェインに、食べ物の味を感じる「味蕾(みらい)」の感覚を一時的に鈍らせ、甘い食べ物や飲み物の味を感じさせないようにすることが、アメリカの研究でわかったそうです。
甘いお菓子と一緒にコーヒーを飲むことは多いと思いますが、カフェインのせいでコーヒーを飲んでいる間、甘さが感じにくくなってしまうのだそう。甘さを感じないと食べた気がしないので、満足感を得るのにお菓子を食べ過ぎてしまう可能性がある、ということなんです。
これは、コーヒーに限らずカフェインを含んでいる飲み物・・・例えば緑茶や紅茶などでも、同じことが言えるのだとか。
甘いお菓子には、コーヒーや緑茶や紅茶が絶対必要だと思うんですけどー!!
というあなた、甘いお菓子の食べ過ぎが気になるなら、カフェインレスの飲み物・・・コーヒーや紅茶を飲むなら、デカフェを選ぶようにすれば、カフェインによる食べ過ぎは防げるということになりますね。
なんだか必要以上に甘いお菓子を食べちゃってるかも、と思ったら、カフェインが含まれていない(少ない)飲み物にしてみてはいかがでしょう。
カフェインの効果は?
さて、甘い味覚を鈍くさせてしまうショッキングなはたらきがわかったカフェインですが、悪いことばかりではありません。
カフェインとは、苦みを持つアルカロイド類の化学物質で、脳を興奮、覚醒させるはたらきがあると考えられています。コーヒー以外には、お茶、紅茶、ココア、コーラ、エナジードリンク、飲み物以外にもチョコレートや医薬品にも含まれています。
カフェインは脳に直接作用します。カフェインによって脳が覚醒することで、集中力が増したり、睡魔によるパフォーマンス低下を抑えたりすることがわかっています。
眠いときにコーヒーを飲むと目が覚める!というのは、脳が覚醒したということだったんですね。ただし、カフェインの取り過ぎは中毒症状を引き起こす可能性があるので、注意が必要です。
コーヒーは1日に何杯までOK?
では、いったい1日に何杯ぐらいコーヒーは飲んで大丈夫なのか気になりますよね。大人なら、1日3~5杯であれば安心して飲んでよいそうです。
健康な大人の1日あたりの安全なカフェイン摂取量は、体重1kgあたり5.7mgと言われています。
レギュラーコーヒーだと100mlあたり約60mgのカフェインが含まれているので、体重50kgの人であれば1日285mg、コーヒーに換算すると約5杯(1杯100mlで計算)までなら安全ということになります。
ただ、日本人の4人に一人はカフェイン感受性が高く、不眠や頭痛などの被害が現れることも。また、体格や年齢や体調による個人差があることを知っておきましょう!