だんだん薄着の季節が近づいてくると、二の腕やふくらはぎのたるみが気になって、筋トレしなくちゃ!と思う方は多いのではないでしょうか。
身体の筋肉量を増やすには運動が必要なのはわかっているけど、暑くなると、筋トレするのも面倒になってきますよね。(はい、私のことです)
そこで今回は、運動はちょっと苦手という方にもおすすめしたい、筋肉量を増やす食事のコツをご紹介します!
目次
筋肉の材料となるたんぱく質を3食均等に食べる
朝食はトースト、昼食は麺類など炭水化物が中心で、肉や魚などのたんぱく質は、夕食でしか摂らない、という方も多いと思います。しかし、たんぱく質は、朝、昼、夜と3食均等に食べるほうが効率的に筋肉量が増えることが、アメリカの研究でわかりました。
研究では、血液と太ももの筋肉から調べた筋たんぱく質の合成率が、たんぱく質を夕食中心に摂ったときよりも、3食均等に摂ったときのほうが、25%高かったそうです。3食に分けて食べるだけで、こんなに違うんですね!
たんぱく質の量は、1日100gが目安です。
以下はたんぱく質量の目安です。<日本食品標準成分2015年度版より>
品目 | 分量 | たんぱく質(g) |
鶏胸肉(ゆで・皮なし) | 100g | 25 |
紅鮭 | 100g | 28 |
もめん豆腐 | 100g | 6 |
絹豆腐 | 100g | 5 |
納豆 | 100g | 16 |
ゆでたまご | 1個 | 7 |
プレーンヨーグルト | 100g | 4 |
牛乳 | 100g | 3 |
間食でもたんぱく質を摂る
よく食べる食品のたんぱく質量の目安をご紹介しましたが、1日のたんぱく質量の目安は100g。そもそもそんなに摂っていないかも・・・と思った方は、間食にたんぱく質を摂り入れましょう。
ヨーグルト、チーズ、豆乳、牛乳、ナッツ類など、単品で間食で摂りやすく、たんぱく質量が多いものです。
特に、おやつにつまむなら、アーモンドがおすすめですよ。
アーモンド(フライ、味付き)は1食(50g)あたり、たんぱく質が9.6g含まれているので、効率よく摂ることができます。
ちなみに、アーモンドチョコレートであれば、50gあたりのたんぱく質量は5.7gです。チョコ好きさんはアーモンドチョコレートがいいかもしれませんね(ただし、糖質が高いので、ダイエット中の方は注意が必要です!)
ビタミンB群&L-カルニチンを摂る
筋肉量を増やすには、体脂肪を減らすことも必要。体脂肪を減らすには、まず糖質を代謝させ、そのあとに脂質を代謝させるというサイクルになります。
糖質を代謝させるのはビタミンB1、脂肪を代謝させるのはビタミンB2、そして脂肪を燃焼させるのがL-カルニチンです。これら3つを摂ると、体脂肪が減り、その結果、筋肉が増えやすくなるというわけです。
1日あたり、ビタミンB1は0.9~1.3g、ビタミンB2は1.1~1.4g、L-カルニチンは1000mgが目安です。以下にそれぞれの成分が多く含まれている食材を紹介します。
◆ビタミンB1が多い食材(100gあたり)
品目 | ビタミンB1量(mg) |
豚ひれ肉 | 0.98 |
生ハム | 0.92 |
豚もも肉 | 0.9 |
ビタミンB1は豚肉に多く含まれています。豚ひれ肉やもも肉でしたら、120g程度食べれば、女性が1日に必要なビタミンB1を摂れるということになります。
◆ビタミンB2が多い食材(100gあたり)
品目 | ビタミンB2量(mg) |
豚レバー | 3.6 |
牛レバー | 3.6 |
鶏レバー | 1.8 |
ビタミンB2はレバーに多く含まれています。1日の目安量が1.1~1.4gなので、豚レバーなら40g程度で十分ということになります。
◆L-カルニチンが多い食材(100gあたり)
品目 | L-カルニチン量(mg) |
ヤギ肉 | 221 |
ラム肉 | 190 |
牛肉 | 118 |
L-カルニチンの1日の目安量1000mgは、正直なところ食事で摂るのは難しいので、L-カルニチンについては、サプリメントで補うといいですね。
やっぱり運動も大事!?
食事で筋肉量を増やすコツをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した食事のコツを取り入れながら、夏に向けて、理想の身体を手にいれましょう!
うん、でもやっぱり運動も大事かな~と、ランは思いました(笑)