私ランもキンもコーヒーが大好きで、毎朝かかさずドリップコーヒーを飲むのが習慣なんですが、毎回捨てているコーヒーの残りかす、ただ捨てるのはもったいない気がするな~と思っていました。
そういえば、実家の母が、コーヒーの残りかすを乾燥させたものをお皿にしいて、冷蔵庫に入れてたっけ・・・消臭剤になるとか、掃除に使えるとか聞いたことはあるけど、実際どうなの?ということで、コーヒーの残りかすの再利用方法をランキングでご紹介します。
目次
第1位 コーヒーかすを脱臭剤・消臭剤として使う
うちの母は間違っていませんでした(笑)
コーヒーのかすには、活性炭の2~5倍以上にアンモニア(トイレのツンとする嫌なにおい成分)の脱臭効果があるそうです。
コーヒーのかすは、家庭用の消臭剤に使われている活性炭とよく似た多孔質構造をしています。この構造により、コーヒーのかすの表面積が増え、いやな臭いをキャッチします。
また、コーヒーのかすは酸性のため、アルカリ性であるアンモニアを中和させアンモニアの吸収率を高めます。実は、コーヒーをいれた後の水分を含んだままの状態の方が、アルカリ性分を吸着、中和しやすいそうです。
乾燥したコーヒーかすのアンモニア吸収率は、活性炭のおよそ2.4倍、水分を含んだコーヒーかすは、なんと5.2倍でした!脱臭のために使う場合は、水分を含んだままのコーヒーかすが良いようです。
コーヒーかす脱臭剤の作り方(水分を含んだまま使う)
トイレの脱臭には、濡れたコーヒーかすのほうが効果があるため、コーヒーを飲み終わったら、コーヒーかすの水気を切り、なるべく平べったいお皿などの容器に広げます。
あとはそれをトイレに置くだけ!効果が続くのは1~2日です。高温や多湿環境では、カビが生える場合があるので、暑い時期は放置しすぎないように注意しましょう。
コーヒーかす消臭剤の作り方(乾燥させて使う)
トイレ以外の場所では、コーヒーかすを乾燥させたものを使うといいでしょう。作り方は、コーヒーかすを乾燥させるだけです。ベランダなどで自然乾燥させる場合は、平べったいトレイに新聞紙やキッチンペーパーを敷き、コーヒーかすを広げて乾かします。晴れた日なら、だいたい1日で乾燥します。
面倒で気が短いあなた(いえ、私のことですけど!)には、電子レンジでの乾燥がおすすめです。電子レンジでチンすることで、電子レンジ内の脱臭もできてしまうのだから、一石二鳥ですね。
乾燥させたコーヒーかすは、お茶パックや目の細かい布の袋に入れて口を閉じます。使い古しのストッキングも目が細かいのでいいかもしれませんね。
下駄箱、靴の中、ゴミ箱、冷蔵庫、クローゼットなど、においの気になる場所に置きます。
第2位 コーヒーかすを油汚れの洗いものに使う
コーヒーの残りかすは、そのまま油汚れの洗いものに使うことができます。
魚焼きグリルに
魚を焼いた後のグリルのそうじ、魚の油でギドギドになっていて、普通の洗剤では二度三度洗いしないときれいにならなかったりして、憂鬱・・・
そんなときには、グリルの底に、水分を含んだままのコーヒーかすを入れます。すると、コーヒーかすが油分を吸いこんでくれて、グリル掃除がラクに!焼き網も、コーヒーかすでゴシゴシこするときれいになります。
フライパンや鍋に
カレーやミートソースなど油が多く、においが残りやすい料理を作った後のフライパンや鍋を洗うときにも、コーヒーかすが使えます。水分を含んだコーヒーかすをスポンジにつけてこするだけ。
がんこな油汚れには、コーヒーかすと重曹を1:1の割合で混ぜたものに、少しずつ水を加えてペースト状に練ったものをスポンジにつけてこすれば、油汚れがきれいに落ちて、においもしなくなります。
揚げ物をした後の残り油の処理に
揚げ物をしたあと、残った油にコーヒーかすを入れて混ぜれば、コーヒーかすが油を吸収してくれるので、残り油の処理がラクになります。「固める○○」はもう必要なくなっちゃいますね!
第3位 靴磨き・金属磨きに
コーヒーに含まれている油分のおかげで、コーヒーかすは靴や金属のワックス代わりにも使えます。コーヒーかすはしっかりと乾かしたら、布で包み、それで靴や金属を磨きます。靴も金属もピカピカによみがえります!
スタバでは”コーヒー豆かすリサイクルループ”
毎日大量にコーヒー豆のかすが出るスターバックスコーヒーでは、コーヒー豆かすを有効に利活用するための「コーヒー豆かすリサイクルループ」という取り組みを行っているそうです。
関東と関西の一部の店舗を対象に、分別・水切り・防腐処理したコーヒー豆かすをチルド物流の「戻り便」で回収し、リサイクル施設で、牛の乳酸発酵飼料や野菜を育てるたい肥として再資源化しています。さらに、この飼料を用いて育てられた乳牛のミルクや、たい肥で育てられた野菜は、一部のスターバックス店舗で、ビバレッジやサンドイッチの原材料として用いられています。
この一連の流れは、実証試験を経て、2014年3月、関係三省 (農林水産省、環境省、厚生労働省) による飼料化・肥料化2件の食品リサイクルループ認定※を取得しました。コーヒー豆かすを飼料・肥料として再生利用する食品リサイクルループが認定されたのは国内で初めてです。(スターバックスHPより引用)
ちゃんとコーヒー豆をリサイクルしてるんですね!ますますスタバが好きになっちゃいました。そういえば、スタバのお店のトイレにも、おしゃれな麻袋にコーヒー豆かすを入れて置いてたっけ・・・早速我が家でもコーヒー豆かすを再利用したいと思います!